僕は定期的に交信をしなければいけない
相手がいる
それがいつであるか
誰であるか
どんな話をしているかは
絶対の絶対に秘密にしなければ
いけない決まりになっている
まだ一緒に住んで間もない頃は
この時の僕を見ると
まめ美はとても心配して
沢山話しかけてきていた
この儀式は
とてつもない集中力が必要だから
出来る事ならばそっとしておいてほしい
でもいきなり怒ったり
隠れたところで交信すると
まめ美に怪しまれて
ばれてしまうかもしれないから
下手な事はできない
だからずっと
まめ美を無視して交信を続けている
幸いな事にまめ美は
疑うどころか
かわいいと言って
にこにこしながら写真を撮っているし
なになに?刑事ドラマごっこ!?とか言って
楽しそうにしている
僕はまめ美のこうゆう
単純で何も考えていないところが
大好きだ
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